【マースレニツァってなに?】
マースレニツァは日本でいう節分の日です。
ロシアでは古くからあるお祭りで、厳しい冬を送り、春を迎え、この一年の豊作を願ってお祝いをしていました。
立春、生命の始まりや新しいスタートの時期に結婚するのが縁起がいいということから、求婚や結婚の時期でもあります。
マースレニツァといったらブリヌイ!!
『春を迎える、太陽を迎えるから形どった丸いブリヌイでお祝いする』
という強いイメージは19世紀ごろから定着したようです。
伝統的なスラヴ民族のブリヌイは、太陽のシンボルの他に、お祭りの席に先祖を迎えて一緒にお祝いをする-先祖への供え物としてテーブルにブリヌイが運ばれました。
ブリヌイの円は《永遠》を、温かさは《生きる喜び》、一緒に食べる乳製品は《生命そのもの》を意味していました。
ちなみにマースレニツァでのブリヌイはジャムや、チーズ、クリームチーズ、サワークリーム、カッテージチーズ、はちみつと、お祭りの主役であるバターと一緒に食べていました。
乳製品が多いのは、ちょうど仔牛が生まれる時期でもあり、つまりは牛乳も採れるから→大量の乳製品が作られたため、マースレニツァは乳製品のお祭りでもありました。